昨年は同時期にトムラウシに出かけたので、長野さんとの北アルプスシリーズをお休みにしたが、今年は、以前から決めていた穂高へ行こうということになり、梅雨が明けて天気予報もまずまずの、2010年7月27日-30日に決行とした。
私としては、3回目の穂高であり、まだ通過していない北穂から奥穂への縦走が楽しみである。
予定コースは、一日目横尾山荘まで。 二日目北穂高小屋まで。 三日目奥穂経由上高地もしくは岳沢ヒュッテ。 と言うことになっていた。 一日目、予定通り横尾山荘に入ったが、同夜の天気予報によると次の日の夕方から雨。 翌々日は終日雨とあった。 なんと、お天気続きの谷間の雨の日にわざわざ広島からやってくるなんてと嘆いたが、予定変更もやむなしの状況になった。
この天気予報はずばり当たり、結局、北穂に登るのはあきらめ、涸沢からの奥穂ピストンに切り替えたが、私自身はザイテングラードの中間地点であえなくダウン敗退した。 しかし、同行の長野さんが奥穂にまで到達して戻ってきたのは、うれしい限りであった。
横尾から涸沢までの道のりで、今思えば私には若干ハイペースであったのと、多少焦り気味で登った奥穂(途中)までの道のりで厳しい直射にさらされたのが原因か、いずれにしろ体調を崩し、吐き気と軽いふらつきにダウンしたわを身が情けなく思いながらの下りであった。 ここ十年以上、頂上を極めずに途中敗退したことがあったろうか。 覚えがない。
見上げた奥穂が垂れこめた雲にすっかり覆われていたのも、登る意欲をなくした原因でもあったが、言い訳に過ぎない。
という訳で、今回は、詳しい山行記を書く気がしないまま数日が過ぎてしまった。
せめて、途中で撮った写真を掲載して、山行記としたい。
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